Q1:名義尺度に対してエクセルで平均値を求めてしまった場合、どう修正すればよいですか?
A1:算出した平均値は直ちに破棄してください。名義尺度の集計では「COUNTIF関数」などを用いて各項目の出現回数(度数)を数え、度数分布表を作成したうえで、最も回答数が多かった「最頻値(モード)」や各項目の構成比率(%)を算出するのが正しい集計手順です。
Q2:アンケートの「1. 賛成、2. どちらかといえば賛成、3. 反対」は名義尺度ですか?
A2:いいえ、これは「順序尺度」に該当します。選択肢の間に「賛成度の強弱」という順序関係が含まれているためです。ただし、選択肢間の心理的距離が均等であると仮定して便宜的に間隔尺度(平均値の算出など)として扱う研究例もありますが、厳密には順序尺度としての分析(中央値の算出やノンパラメトリック検定)が統計学的に正確です。
Q3:ダミー変数化するときに1つのカテゴリーを削除するのはなぜですか?
A3:統計モデルにおける「多重共線性(マルチコ)」を回避するためです。たとえば「男性」「女性」の2分類がある場合、「男性フラグ(1/0)」が分かれば女性の値は一意に確定するため、女性フラグまで同時に投入すると完全な相関が生じて計算が破綻します。そのため、カテゴリー数から1を引いた数(k-1個)のダミー変数を作成するのが鉄則です。