ネット上の掲示板やSNSで門戸厄神駅を検索すると、「異常な混雑」「駅前が進まない」といった書き込みを目にすることがあります。この混雑の理由には、地域特有の2つの明確な要因が存在します。
1. 毎年1月18日・19日開催「厄除け大祭」による年に一度の超混雑
最大の混雑要因は、日本有数の厄除け寺院として知られる門戸厄神東光寺の「厄除け大祭」です。毎年1月18日〜19日(前後の日程含む)には、全国・関西一円から数十万人規模の参拝客が押し寄せます。
この期間中、駅構内および駅前から東光寺へと続く参道(西国街道周辺)は終日歩行者天国や一方通行などの大規模な交通規制が敷かれます。駅では臨時切符売り場や誘導ロープが設置され、通常なら徒歩10分程度の道のりが参拝客の列で30分以上かかるケースも珍しくありません。ただし、これは1年間のうち特定の日程に限られた一時的な現象であり、日常的な生活環境が年中圧迫されているわけではありません。
2. 神戸女学院大学・関西学院大学の通学ラッシュと駅構内図の特性
日常的な混雑の要因は、朝夕の通学・通勤時間帯にあります。門戸厄神駅は神戸女学院大学(中等部・高等部・大学)の最寄り駅であり、平日朝の8時00分〜8時50分頃には降車する多くの学生で改札口周辺が賑わいます。
ここで知っておくべきは、門戸厄神駅の構内図と改札構造です。当駅は相対式ホーム2面2線の地上駅であり、上り(宝塚方面)と下り(西宮北口方面)のホームが線路で分断されています。両ホーム間は地下通路で結ばれているものの、神戸女学院方面へ向かう西改札口側と、東大市方面へ向かう東改札口側で人の流れが固定化されます。朝の西宮北口行きホームは通勤客と学生の動線が交差するため、時刻表の確認とともにピーク時の発着リズムを把握しておくことがスムーズな移動の鍵となります。