地上のにぎやかさの遥か下、地下数十メートルの暗闇では、リニア中央新幹線の新駅建設が急ピッチで進んでいる。幾度の工期調整を経ながらも、愛知県内の大深度地下トンネル工事は確実な前進を見せている。工事現場を取り囲む防音壁の隙間からは、絶え間なく吐き出される建設資材と重機の駆動音が聞こえてくる。
名駅西口(太閤通口)周辺の店舗関係者は「一時期の騒音や通行規制による混乱は落ち着き、いよいよ新時代が形になってきた」と口をそろえる。東京—名古屋間をわずか40分で結ぶ夢の超電導リニア。その開業を迎える未来の駅前空間は、すでに人々の想像を超えるスケールで整備が進んでいる。