しんしんラーメン天神本店をはじめとする各店舗の壁面を埋め尽くす膨大なサイン色紙は、訪れる人々を圧倒します。ロックミュージシャン、トップアイドル、お笑い芸人、俳優に至るまで、福岡で大規模なコンサートや番組収録が行われるたびに、多くの著名人がしんしんを訪れることはファンの間でも広く知られています。
この「芸能人御用達」という現象は、単なるPR戦略や一過性のブームではなく、現場関係者の証言やライブカルチャーとの深い結びつきによって形成されました。福岡サンパレス、福岡国際センター、みずほPayPayドームなどで公演を行うアーティストのケータリングとしてしんしんのラーメンが振る舞われるケースが多く、そこで味に惚れ込んだ演者本人がプライベートや打ち上げで店舗を訪れ、SNSやメディアで自発的に絶賛したことが発端です。
深夜営業を行っている屋台文化の気さくさと、過密スケジュールの合間でも胃もたれせず食べられるスープの優しさが、過酷なステージを終えた表現者たちの胃袋を掴みました。現在では「推しと同じ空間で同じ味を食べたい」という聖地巡礼需要を生み出し、全国からファンが押し寄せる一大カルチャーを形成しています。