平均年収が国内トップクラスを誇る企業において、女性の躍進はもはや珍しい光景ではない。理系・文系を問わず、成果主義と高収益体質を兼ね備えたトップランナーとして挙げられるのが株式会社キーエンスだ。徹底した顧客主義と時間あたりの付加価値を重視する同社では、性別に関わらず成果に対するリターンが明確であり、若手であっても驚異的な給与水準を誇る。
また、シンクタンクおよびITコンサルティングの雄である株式会社野村総合研究所も、高年収と女性活躍の両立において高い実績を持つ。同社では能力開発とキャリアパスが緻密に設計されており、女性総合職として入社した社員がプロジェクトマネージャーや専門職として年収1000万円を大きく超えるケースが常態化している。こうした企業に共通するのは、性別による職種の固定化を排除し、アウトプットのみで評価するフェアな風土だ。
さらに注目すべきは、メディアで大きく報じられない BtoB 企業や専門商社などの「穴場企業」である。高い市場シェアと高い利益率を誇る中堅・大手企業の中には、女性管理職の比率を急速に引き上げつつ、基本給ベースで高い給料体系を導入する企業が増加している。