「パート履歴書の写真は私服でも受かるのか」という疑問に対する現場の明確な答えは、「職種に見合ったオフィスカジュアルであれば私服で十分合格できる」です。しかし、ここで言う「私服」とは普段着や部屋着のことではありません。スーパー、飲食店、清掃、軽作業といった現場であれば、襟付きの白シャツやシンプルなブラウスなど、清潔感を最優先にした服装であればスーツを着用しなくても選考に悪影響を及ぼすことはありません。一方で、医療事務や一般事務、コールセンター、学習塾など、一定のビジネスマナーを求められる職場では、ジャケット着用またはスーツでの撮影が無難です。
では、なぜ「写真1枚」で書類選考を落とされてしまうケースが後を絶たないのでしょうか。大手流通チェーンや飲食チェーンの採用担当者に取材したところ、写真で即不採用判定を下す背景には、明確な「リスク回避心理」が存在します。
担当者が書類選考で見送る決定的な理由は、顔立ちや年齢ではなく、「一般常識やルールを守れる人物かどうか」という点です。例えば、日常のスナップ写真を切り抜いたもの、部屋の散らかった背景が写り込んでいるもの、過度な小顔・美肌フィルターで実物と乖離している写真は、「仕事に対する真剣さや社会人としての分別が欠けている」と判断されます。また、まれに見られる「パート履歴書写真なし」の応募書類は、記載内容がどれほど優れていても即座に不採用となるケースが大半です。規定された提出ルールを無視する応募者は、現場に入っても指示を守らないトラブルメーカーになる恐れがあると見なされるからです。