「皮膚が痒いのだから、まずは皮膚科へ行くべきか、それとも内科に行くべきか」と迷う読者は多い。スムーズに正確な診断へ辿り着くための推奨フローは以下の通りである。
まずは皮膚科を受診し、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、疥癬(かいせん)といった一般的な皮膚疾患がないか専門医の鑑別を受ける。その際、「湿疹がないのに異常に痒い」「市販薬や保湿剤が全く効かない」「夜間に激化する」という具体的な状況を医師に伝えることが肝要である。
皮膚疾患が見当たらない、あるいは治療しても改善しない場合は、速やかに「消化器内科」または「肝臓内科(肝臓専門医)」を受診する。過去の健康診断結果を持参し、胆道系酵素(ALPやγ-GTP)や腹部エコー検査を含めた詳細なスクリーニングを依頼することが、肝疾患の早期発見と痒みの早期寛解への最短ルートとなる。