国際的な移動の活発化に伴い、世界の旅情勢も刻々と変化している。国連世界観光機関の動向分析でも示されている通り、世界の若年層による旅行需要は単なる消費型から、環境負荷を抑えたサステナブルな移動や長期間滞在へとシフトしている。
では、具体的にどれくらいの費用が必要になるのだろうか。東南アジアや中南米、東欧といった人気エリアでは、1ヶ月あたりの滞在費(宿泊・食費・現地交通費)はおよそ15万〜25万円前後が目安だ。ただし、欧米圏や急激なインフレが続く地域では30万〜45万円近くかかる場合もある。
費用を左右する最大の要因はドミトリー(相部屋)の活用と自炊の有無だ。かつてのように「1日10ドル」といった極端な節約は難しくなっているものの、フライトの早割や格安航空会社を賢く組み合わせることで、一般的なハワイやヨーロッパのパッケージツアーと同等以下の予算で、数ヶ月にわたる長旅を実現することが可能だ。