平行四辺形の公式完全解剖|なぜ底辺×高さ?面積と対角線の裏ワザ

平行四辺形の公式完全解剖|なぜ底辺×高さ?面積と対角線の裏ワザ

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都内の難関私立進学塾で20年近く数学指導にあたるベテラン講師は、教室で見られる典型的な光景について次のように証言します。

「小テストで平行四辺形が横向きに綺麗に置かれているときは満点を取る生徒が、図形を45度傾けて印刷したプリントを配った途端、白紙で提出するケースが珍しくありません。底辺を『下に水平に描かれた線』、高さを『まっすぐ縦に伸びた線』と視覚の固定観念で捉えているからです。数式に数値を当てはめているだけで、図形の空間的本質を認識できていません」

大手質問サイトのYahoo!知恵袋やSNSの教育コミュニティを分析しても、保護者から「子どもがどうしても斜めの辺を高さだと言い張る」「高さが図形の外側に出てくる問題になるとパニックを起こす」といった切実な相談が多数寄せられています。

認知心理学における「スキーマ(知識構造)形成」の観点から見ると、人間は最初にインプットされた典型的な図形(プロトタイプ)に思考を縛られる傾向があります。教員や保護者が「横長で底辺が水平な平行四辺形」ばかりを例題として見せ続けると、脳内に誤ったスキーマが定着し、図形を回転させただけで情報処理が破綻してしまうのです。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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