事の発端となったのは、2018年公開の青春ラブストーリー映画『honey』での共演だった。当時、若手実力派として急速に知名度を上げていた平野紫耀と、透明感あふれる演技で注目を集めていた平祐奈。二人のスクリーン上での息の合った演技は高く評価されたが、それが映画の枠を超えた関心へと変化するまでに時間はかからなかった。
当時はInstagramやX(旧Twitter)が急速にエンタメ情報の主戦場となりつつあった時期である。ファンの間では、出演者の投稿写真をピクセル単位で検証し、背景の小物や風景、帽子やアクセサリといった共通項を探し出す「検証文化」が加熱した。本来は偶然の一致に過ぎないアイテムの重複が、ネット空間では決定的な根拠として拡散されるという、現代特有の現象が発生したのだ。