そもそも、なぜ「必死」の後に「パッチ」が続くのだろうか。この語源には諸説あり、関西の歴史と文化が色濃く反映されている。
最も有力な説は、関西で冬場に履く股引(ももひき)を指す「パッチ」から来ているというものだ。「パッチを履く暇もないほど忙しい」、あるいは「必死に走り回ってパッチ一枚になるほど汗をかく」といった様子が変化したとされる。また、伝統的なカードゲームである「めんこ(関西ではパッチと呼ばれる)」で、必死になって勝負する姿から生まれたという説もある。いずれにせよ、言葉の響きの良さとテンポ感が、関西人の心を捉えて離さなかったことは間違いない。