癖を力ずくで止めようとするのは逆効果だ。重要なのは、頭皮に向かう手を別の行動へそらす「行動置換療法(ハビット・リバーサル)」である。頭皮を触りたくなったら、代わりに拳をギュッと握りしめる、あるいはスクイーズボールを握るといった代替アクションをあらかじめ決めておくのだ。
物理的に触れない環境を作ることも効果的だ。自宅では指先に絆創膏を貼る、あるいは薄手の綿手袋を着用することで、かさぶたの凹凸を感知する指先のセンサーを鈍らせることができる。スマートフォンの画面に集中しがちな時間帯こそ、指先を物理的にブロックする対策が有効となる。