半分では重すぎる。10分の1では自分のものという実感が湧かない。そこで行き着いたのが「8分の1」という絶妙な分割比率だ。1年を8分割すると、1人あたり約45日間の所有権が割り当てられる。これは週末や長期休暇をカバーするのにちょうどいい日数だ。
心理的なハードルも極めて低い。数千万円の別荘を丸ごと購入するのは無理でも、8分の1の価格なら手が届く。固定資産税やメンテナンスの手間もすべて8等分されるため、所有に伴う「負債感」がない。若者たちが求めているのは、ステータスとしての所有ではなく、必要な時にだけアクセスできる「身軽な贅沢」なのだ。