秋の千歳川を語る上で絶対に外せないのが、水族館のすぐ屋外に設置されている捕獲装置「インディアン水車」だ。水流の力をそのまま利用して水車を回転させ、遡上してきたサケを傷つけることなく効率的に水揚げしていくこの仕掛けは、北海道の秋の風物詩として全国的にも有名だ。
ここで捕獲されたサケは、人工孵化放流事業のための大切な親魚として活用される。自然の営みを壊すことなく豊かな資源を守り、未来へと命をつないでいくための人間の知恵と技術。水煙を上げてダイナミックに回る水車を間近で見学することは、命の循環と水産業の歴史を深く再発見する貴重な機会となる。