高い安全性を持つ高気圧酸素ですが、誰でも無条件に利用できるわけではありません。事前に知っておくべきリスクと対策が存在します。
耳抜き(気圧変化)への対応
装置内の加圧時(開始直後の約5〜10分間)および減圧時、飛行機に乗ったときのような耳の詰まり感が生じます。つばを飲み込む、あくびをする、鼻をつまんで息を吐くなどの「耳抜き」が必要です。
風邪で鼻が詰まっている方や、アレルギー性鼻炎がひどい時期は耳抜きが難しくなり、耳痛を引き起こす恐れがあります。症状が落ち着いてからの利用が望ましいです。
絶対的な禁忌事項
以下の条件に該当する方は、安全上の理由から高気圧酸素の利用ができない場合や医師の許可が必要となる場合があります。
- 心臓ペースメーカーを使用している方(電子機器の作動に支障をきたすリスク)
- 妊娠中の方(胎児への高濃度酸素の影響を考慮)
- 重度のインスリン依存型糖尿病の方(低血糖を引き起こす可能性)
- 閉所恐怖症の方(狭いカプセルタイプの場合。大型ルーム型なら利用可能な場合あり)