川の上流から水が落ちる一般的な滝とは異なり、この場所は岩の隙間から水が自噴する「潜流瀑」と呼ばれる極めて珍しい形態を持つ。十勝岳連峰の伏流水が数十年もの月日を経て崖の割れ目から勢いよく噴出する様は、自然の生命力そのものだ。
色あざやかな青の秘密は、滝の直上にある白金温泉から湧き出る成分にある。アルミニウムなどを豊富に含む温泉水が美瑛川の清流と混ざり合うことでコロイド粒子が生成され、太陽光の波長のうち青い光だけが強く反射される。科学と自然の偶然が重ね合わさった奇跡が、いまも人々を惹きつけてやまない。