ふたりの接点が生まれたきっかけは、あまりにもドラマチックであり、どこか必然的でもあった。三浦春馬が知人の紹介を通じて彼女の存在を知り、決定的な衝撃を受けたのが、菅原小春がパーソナリティを務めていたラジオ番組だったと言われている。
当時、すでに劇団☆新感線の舞台や映画で自らの肉体表現を模索していた彼は、彼女のダイナミックで感情豊かなダンスパフォーマンスに心を奪われた。「こんなアグレッシブな表現ができる人がいるのか」――。芝居という枠を超えた圧倒的な身体能力とパッションに直感的な憧れを抱いた彼は、自らアプローチを試みた。
菅原小春にとっても、第一線で走り続ける俳優でありながら、ダンスや表現に対して異常なほどの貪欲さを見せる彼の姿勢は新鮮に映ったはずだ。型にはまらない感性と、完璧主義的なまでの努力。領域は違えど、互いの「ものづくりへの熱量」が合致した瞬間だった。