気象庁が発信する観測データをもとに道内主要都市の状況を独自分析すると、エリアごとのリスクの質が明確に分断されている実態が浮き彫りになる。道央・札幌市では石狩湾から流れ込む局地的な雪雲の帯(いわゆる石狩湾小低気圧)が居座り、中央区と北区・手稲区で積雪量が数十センチも異なる「局地豪雪」の危険性が高まっている。路面電車やJRの運行計画に直結するシビアな展開だ。
一方、内陸の旭川市や上川盆地では放射冷却によるマイナス20度前後の極小限界点と、その直後に襲いかかる急激な昇温のギャップが著しい。プラス気温へ跳ね上がった瞬間に起きる屋根からの落雪や冠水、シャーベット状の危険な路面変化が市民生活を直撃する。函館など道南エリアでも湿った重い雪による倒木や停電リスクが指摘されており、週間予報の単純な「雪マーク」の裏に潜む気温推移のチェックが欠かせない。