なぜモンキー・D・ドラゴンは世界政府との全面対決を選んだのか。その根底には、聖地マリージョアに鎮座する天竜人たちの非人道的な支配と、歴史の闇に葬られた「空白の100年」への深い憤りがある。かつて海軍に所属していたという過去の経歴が明かされるにつれ、彼が法と正義の限界を痛感し、自ら「革命軍」を結成するに至った動機がリアリティをもって迫ってくる。
世界政府が隠蔽し続ける世界の「歪み」を正すため、彼は単なる破壊者ではなく、虐げられた人々を立ち上がらせる思想的指導者として暗躍してきた。オハラの悲劇で旧友ベガパンクと交わした誓い、そして世界会議(レヴェリー)での宣戦布告。すべての行動が、五老星や謎の王「イム様」が牛耳る絶対支配の構造を破壊するための綿密な布石であったことが浮き彫りになっている。