世界最大級の美の殿堂であるルーヴル美術館を訪れると、観光モデルの大きな転換期を肌で感じることができる。現地での独占取材データによると、事前予約システムの全面運用と1日の上限入場者数の厳格化により、館内の混雑度は前年同期比で約18%緩和された。長年問題視されてきた過度なオーバーツーリズム(観光公害)の解消に向け、実効性のある打開策が実を結びつつある。
名画の前で生じていた大混雑が解消に向かう一方で、観光客の足は周辺のセレクトショップや隠れ家的なカフェへと分散し始めた。点から面へと広がる観光スタイルの変化は、長年地域に根を張る小規模店舗にとってもポジティブな経済効果をもたらしている。