近年、焼き牡蠣をセルフサービス方式で提供する牡蠣小屋や海鮮BBQ施設が全国的な広がりを見せている。これに伴い、外食産業全体に対してこれまで以上の厳格な衛生水準が求められるようになった。現在の制度下では、すべての食品事業者が食品衛生法に基づき、工程ごとのリスク管理手法であるHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の実施を義務付けられている。
管轄の保健所も現場への定期的な立入検査を行い、仕入れルートの透明性や保管温度、器具の消毒手順を厳格に監視している。しかし、最終的に客自身が網の上で調理するスタイルの店舗では、最後の加熱工程が消費者の判断に依存する。そのため、卓上POPやスタッフによる焼き時間のアナウンスなど、現場での注意喚起が極めて重要な意味を持つ。