「いやさか」は、漢字で「弥栄」と表記される。「弥(いや)」は「いよいよ」「ますます」といった強調や継続を意味する接頭辞だ。そして「栄(さか)」は「栄えること」を指す。つまり、言葉通りの意味は「いよいよ益々栄えること」であり、発展や繁栄が末永く続くことを祈る極めて前向きな祝福の言葉である。
読み方についても触れておこう。「いやさか」以外にも、時代や地域、あるいは流派によって「いやさかえ」「やさか」と発音されるケースがある。しかしいずれの場合も、根底に流れる意図は同一だ。国家の平安、地域の繁栄、そして個人の健やかな成長を願い、未来に向けたポジティブなエネルギーを言葉に乗せて解き放つ。