現代の消化器内科学が最も危険視するのは、食後すぐ横になる姿勢が引き起こす「逆流性食道炎」だ。本来、摂取した食物は重力の力を借りて胃から小腸へと順調に移動する。ところが横たわることで重力の補助が失われると、強酸性の胃酸や消化途中の食べ物が食道へと逆流し、食道粘膜を直接焼き焦がすように激しい炎症を発生させる。
さらに見過ごせないのが「食後高血糖」の存在である。医学論文データベースPubMedに掲載されている無数の臨床検証データによれば、食後に体を動かさず休息状態に入ると、骨格筋による血中糖分の取り込みがストップし、血糖値が急激に跳ね上がったまま長時間高止まりする。これが慢性化すれば血管内壁は傷つき、将来的な健康を脅かす要因となる。