手首式血圧計は本当に正確か?上腕式との差と正しい測り方を解説

手首式血圧計は本当に正確か?上腕式との差と正しい測り方を解説

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測定精度に関する議論の核にあるのは、測定部位の解剖学的な違いだ。病院や臨床検査で標準とされる上腕式血圧計は、心臓とほぼ同じ高さにある太い上腕動脈を測定対象としている。これに対して手首式血圧計は、手首を通る橈骨動脈や尺骨動脈の血流を捕らえる。手首の血管は細いうえ、皮膚表面からの距離や周囲の腱、骨の影響を受けやすく、わずかな体勢の変化でも数値がぶれやすい特徴を持つ。

さらに致命的な誤差を生む最大の要因が「高さの不一致」だ。心臓の位置から手首が10センチ下がるだけで、重力の影響によって測定値は約7〜8mmHg高く表示される。空気袋を膨らませて動脈を圧迫するカフ圧測定の原理上、センサーが装着された手首の位置が心臓の高さと平行でなければ、正確な物理的圧力を再現できない。この高さによる物理誤差こそが、「手首式は不正確だ」と誤解される最大の要因である。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。