アキラ役のワイルドなアウトロー像から一変、水谷豊が次に見せた真骨頂が、1978年から始まった『熱中時代』である。彼が演じた北海道出身の熱血教師・北野広大は、日本の学園ドラマの概念を根底から覆した。
「僕ちゃんさぁ」という独特のなまり混じりの口調と、不器用ながらも児童一人ひとりと本気でぶつかり合う心温まる姿は、日本中を感動の渦に巻き込んだ。最高視聴率46.7%という記録的な数値をたたき出し、水谷が歌う主題歌『カリフォルニア・コネクション』も大ヒット。名実ともに日本を代表するトップスターとしての地位を揺るぎないものにした。