米連邦検察局による本格的な捜査が進む中、被告となった夫は罪を認め、司法取引に応じる方針を選択した。銀行詐欺罪および虚偽の納税申告罪という重大な罪名のもと、裁判手続きが迅速に進められていく。
司法取引は刑期の軽減を狙った手続きである一方、認罪によって巨額の賠償義務や財務上の制裁が確定することを意味する。生活の基盤であった資産や住居の差し押さえ、さらには今後の経済的再建の道が閉ざされたことは、家庭を共にしてきた水原一平の妻にとっても致命的な打撃となった。法的な罪は夫一人のものであっても、生活上の制裁は実質的に彼女の肩にも重くのしかかったのである。