国土交通省が全国109水系の一級河川を対象に実施している国土交通省水質調査では、河川の汚れ度合いを示す代表的な有機汚濁指標「BOD(生物化学的酸素要求量)」をもとに評価が行われています。
この公表データにおいて「水質が最も良好な河川」として認定されるのは、調査地点における水質基準BOD75パーセント値が、測定の定量下限値である0.5mg/L以下を満たした河川です。単純な優劣の順位付けではなく、極めて高水準な環境基準をクリアしたトップランナーたちが同率首位の形で選出されます。
近年の水質調査結果公式発表を俯瞰すると、北海道の尻別川清流や後志利別川、東北の荒川、北陸の黒部川や宮川、そして中国地方の高津川、四国の仁淀川といった顔ぶれが安定して名を連ねています。都市部の河川でも下水道の整備に伴い水質改善が進んでいますが、これらの名川が記録する数値の安定感は群を抜いています。