中村晃の野球人生の原点は、名門・帝京高校時代にあります。甲子園でも主軸として活躍し、勝負強い打撃で注目を集めた中村は、2007年高校生ドラフト3巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団しました。プロ入り後はウエスタン・リーグで着実に打撃技術を磨き上げ、2013年に一軍レギュラーへと定着を果たします。
翌2014年にはシーズン176安打を記録し、パ・リーグ最多安打のタイトルを獲得。卓越したミート力とファウルで粘る選球眼は相手バッテリーにとって最大の脅威となり、常勝ホークス打線の核として数々のリーグ優勝や日本一に貢献しました。通算成績において特筆すべきは、出塁率の高さと得点圏打率の優秀さです。
状況に応じた進塁打や犠牲フライを涼しい顔で決める中村のプレースタイルは、まさに「打撃職人」の異名にふさわしいものです。派手な本塁打だけでなく、1本の単打や四球で試合の流れを手繰り寄せる技術は、長年にわたりホークスの黄金期を支え続けています。