バーキンを持つ際、最大の論点となるのが「フラップ(蓋)をどうするか」という問題だ。伝統的なルールでは、フラップを閉じてクロア(ベルト)を留めるのが正式とされる。しかし、現代のストリートでその持ち方をしている人は稀だ。あまりにも堅苦しく、コンサバティブに見えてしまうからである。
主流は、フラップをバッグの内側に流し込み、トートバッグのようにオープンスタイルで持つ方法だ。これなら荷物の出し入れもスムーズになる。一方で、スリの多いエリアや移動時には、クロアを通さずにフラップだけを閉じる、あるいは片方のベルトだけを引っ掛けるといった「崩し」のテクニックが使われている。安全性を確保しつつ、いかに「キメすぎない」か。そのバランス感覚が問われている。