最新の衛星解析データを基に作成された浸水域マップによると、冠水被害はルソン島北部の農村地帯からマニラ首都圏にいたるまで、縦断するように拡大している。河川の決壊が相次ぎ、低地にある住居は水没。通信基地局や変電所の冠水によって、数十万世帯以上が停電と断水に見舞われた。
特にマニラ首都圏の主要幹線道路は泥流で埋まり、物流ネットワークは完全に切断された。NHKニュースなどの現地報道映像には、屋根の上で救助を待つ居住者や、流木が散乱した町並みが映し出されており、被害の全貌が時間の経過とともに徐々に明らかになりつつある。