地上波の撤退によって一転して脚光を浴びたのが、インターネット配信プラットフォームのABEMAだった。同社は全試合を独占生中継し、日本におけるPPV (Pay-Per-View) 文化を一気に定着させる快挙を成し遂げた。
視聴者がコンテンツに直接対価を支払うPPVモデルは、50万人以上が購入するという爆発的な数値を叩き出した。これにより、地上波のスポンサー頼みだった日本のキックボクシングおよび格闘技業界全体のマネタイズ構造は根本から覆された。ファンが「観たいものにお金を払う」時代へのシフトが加速した歴史的瞬間だった。