日本芸能界が大きな変革期を迎えていた昭和30年代、その第一線で異彩を放ったのが岡田真澄だった。ヨーロッパの気品を漂わせる容姿と抜群の演技力で、映画や演劇の世界に新しい風を吹き込んだ彼は、まさにパイオニアとしての道を鮮やかに切り拓いた。
さらに昭和40年代に入ると、資生堂のCMで鮮烈なデビューを果たした前田美波里が一大ムーブメントを巻き起こす。健康的で伸びやかなスタイルと野性味あふれる魅力は、従来の日本人女性像のステレオタイプを劇的に打ち破り、ポスターが街中から持ち去られるほどの社会現象となった。