ポメラニアンの平均寿命は12歳〜16歳と、小型犬の中でも比較的長寿な部類に入ります。しかし、華奢な骨格と豊かな被毛を持つ特有の体質ゆえ、日々のヘルスチェックが欠かせません。
特に注意すべき後天性・先天性の疾患には以下のものがあります。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ):後ろ足の膝の皿が正常な位置から外れる疾患。フローリングには滑り止めのカーペットやマットを敷き詰め、高所からのジャンプを徹底的に防ぐ環境づくりが必須。
- 気管虚脱:呼吸器官の気管が押し潰されて空気の通り道が狭くなり、「ガーガー」とアヒルの鳴き声のような咳が出る病気。首への負担を減らすため、散歩時は首輪ではなくハーネス(胴輪)を使用するのが望ましい。
- 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症):シニア期以降に発症率が上がる疾患。定期的な聴診と超音波検査による早期発見が寿命を左右する。
また、換毛期の抜け毛量は非常に多いため、毎日のスリッカーブラシとコームによるブラッシングが不可欠です。毛玉を放置すると皮膚炎の原因になるため、丁寧な被毛ケアを習慣化する必要があります。