KONTAの代名詞といえば、一度聴いたら忘れられないあのハスキーボイスだ。どこか切なく、それでいて金属的な硬質さを併せ持つ掠れ声。あの独特の歌声はいかにして育まれたのか。幼少期からの演劇への情熱、そして役者としてのキャリアが、彼の発声法や感情の乗せ方に計り知れない影響を与えているのは間違いない。声をただ張るのではなく、言葉のニュアンスを殺さずに摩擦音として吐き出すテクニックは、彼ならではの表現美学だ。
また、ステージ上で見せるアルトサックスの演奏も彼の声を補完する重要なエレメントだった。サックスのフレーズと自身の歌声を交互に繰り出すダイナミックなパフォーマンスは、まさに喉と楽器が一体化したかのような感覚をもたらす。掠れ声の隙間から漏れ出る圧倒的なエモーショナルさは、計算された演劇的アプローチと本能的なロック魂の融合によるものだ。