かつてメディアは競って二人を対比させた。「動と静」「天才と努力家」「太陽と月」。こうした二項対立の構図は、グループを売り出すための強力なフックだった。しかし、それは同時に彼女たち自身を苦しめる見えない檻でもあったはずだ。
現在の二人からは、そうしたかつてのライバル関係や比較に対するこだわりは一切感じられない。それぞれが自分の足で立ち、自分の言葉で語る。かつての「W松井」という記号から完全に脱却したからこそ、現在の彼女たちの個性がこれほどまでに輝いているのだろう。それは、互いの存在を認めつつも、己の道を突き進む大人の関係性だ。