便秘にはいくつかのタイプが存在するが、日本人の多くを苦しめているのが弛緩性便秘だ。大腸の筋力が緩み、便を出口へと送り出す大腸蠕動運動が弱まることで、便が腸内に長期間留まって水分が過剰に吸収されて硬くなる。
厚生労働省が公表している国民生活基礎調査の推移を見ても、消化管の不調を訴える割合は高い水準を維持している。とりわけデスクワークの定着や運動習慣の減少が、腸を取り囲む腹筋群の衰えに拍車をかけている状況だ。
さらに見逃せないのが、腸の動きを裏でコントロールしている自律神経系の乱れである。交感神経が優位な緊張状態が長く続くと、腸管の滑らかな収縮運動は一気にストップする。お腹に便が溜まることでさらにストレスが増し、自律神経が乱れて腸が止まるという最悪の悪循環が形成されてしまうのだ。