舎房を歩くと、作業に勤しむ囚人や監視する看守の姿を描いた無数の蝋人形に出会う。皮膚の質感から表情の陰影まで精巧に造り込まれており、暗がりのなかで「今、動いたのではないか」という錯覚を抱かせる。実際、SNSや口コミサイトでは「蝋人形の視線を感じて直視できなかった」「怪談のような不気味さがあった」という感想が頻繁に投稿されている。
歴史的な建造物が醸し出す特有の静寂と、かつてここで命を削った囚人たちの念が交錯する空間。単なるアトラクションではない歴史のリアルな質感が、人々の想像力を掻き立て、長年にわたり心霊体験や怪談めいた噂を生み出し続けているのだ。