広島でドラムを叩いていた少年を発掘し、東京のステージへと導いたのは芸映プロダクションだった。同社は従来の「お行儀の良いアイドル像」を打ち破り、ロックシンガーとしての躍動感と野生的な魅力を前面に押し出す破天荒な戦略を採用する。
その唯一無二の歌声を盤面に焼き付けるべくタッグを組んだのがRCAレコードだ。洋楽の最先端サウンドに精通した制作陣が集結し、ダイナミックなブラスセクションと重厚なリズムが織りなす極上のトラックを準備。16歳の新人歌手に対して大人たちが本気でぶつかり合った結果、歌謡曲の歴史を変える歴史的シングルが誕生した。