テレビ番組や地上波のワイドショーにおいて、特定のタレントと宗教団体の関係が直接取り上げられる機会は極めて少ない。スポンサー企業への配慮や肖像権、名誉毀損リスクが複雑に絡み合うためだ。その結果、テレビでは語られない「脱退の噂」や「極秘入信」の情報が、ネット空間へと流出・沈殿していく。
実際に噂された人物の中には、過去に一度だけ勧誘を受けた経験をラジオやトークショーでネタとして語っただけのケースも存在する。しかし、一度デジタルフットプリントとして刻まれた情報は、「かつて所属していたが密かに脱退した」という新たなストーリーへと歪められ、真実味を帯びて一人歩きを始めるのだ。