顔の大きさを語るうえで最大の混乱を生んでいるのが、「全頭高(頭頂から顎先までの直線距離)」と「顔面長(眉間や生え際から顎先まで)」の混同です。医学・人間工学分野において顔全体の基準として用いられるのは、頭頂部から顎の先端までを測る全頭高です。
産業技術総合研究所(産総研)が蓄積している日本人人体寸法データベースおよび各種計測統計資料によると、成人日本人の全頭高および頭幅の平均値は以下の数値で推移しています。
統計上、成人女性の平均全頭高は約21.8cmです。この数値からマイナス約1.8cmとなる「全頭高20.0cm以下」に達すると、視覚的に明らかな小顔として周囲に認識されます。上位15%前後の水準です。
男性の場合は平均全頭高が約23.1cmであるため、「21.5cm以下」が一つの大きな境目となります。頭幅に関しては、耳の付け根よりやや上の頭蓋骨幅(全頭幅)が顔の横幅より約1.7cm広くなるのが骨格上の標準値です。顔幅(頬骨弓幅)が女性で12cm台、男性で13cm台であれば、横幅の面でも明確な小顔の資質を備えていると言えます。