トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)が掲げる「スモールボールの極致」は、2026年を迎えて完成形へと近づきつつある。1試合平均40本以上の3ポイント試投数、ボール保持時間わずか数秒でシュートまで持ち込む超高速展開。相手のディフェンスがセットされる前に仕掛ける「アーリーオフェンス」は、体力的にタフなアジア予選の舞台でも他国を圧倒している。
「自分たちのバスケットを信じること」。ホーバスHCが繰り返し選手たちに叩き込んできたメンタリティは、かつて敗色濃厚な展開で縮こまっていた日本の姿を過去のものにした。たとえ20点差をつけられようとも、残り5分から3ポイントの雨を降らせて逆転劇を演じる。その執念と冷徹な戦術遂行能力は、対戦相手にとって悪夢以外の何物でもない。