満来を訪れる多くの人が疑問に思うのが、目と鼻の先(ほぼ隣)に位置する「らぁ麺 ほりうち 新宿本店」との違いです。外観もメニュー構成も酷似している両店ですが、そこには深い師弟関係の歴史と、それぞれ独自のこだわりが存在します。
「ほりうち」の創業者である堀内氏は、かつて満来の創業期から右腕・チーフとして厨房を長年支え続けた伝説の番頭です。満来の建て替え休業などを機に、長年培った技術を受け継ぎながら2007年にすぐ隣で独立開業しました。いわば血を分けた兄弟のような関係性です。
両店の決定的な違いを整理すると、以下の3点に集約されます。
1. 肉のボリュームと価格設定
満来はチャーシューのサイズが極限まで巨大で、価格帯も2,000円前後のプレミアム仕様。一方のほりうちは、肉のボリュームを適度に抑えつつ、日常的に通いやすいリーズナブルな価格設定を維持しています。
2. スープの輪郭とトッピング展開
満来のスープは動物系の出汁の厚みとコクが前面に出ているのに対し、ほりうちは醤油のキレと酸味がややシャープに際立ちます。また、ほりうちには満来にない名物「納豆らぁめん」や生玉子などの独自メニューが展開されている点も特徴です。
3. 麺の茹で加減と食感
満来の自家製麺はやや柔らかめでモチモチとした弾力が特徴ですが、ほりうちはわずかにコシを残した茹で加減で提供される傾向があります。豪快な肉の迫力を求めるなら満来、キレのある味わいや高コスパを求めるならほりうち、という棲み分けが成立しています。