Q1:読まれずに捨てられる押し紙は、具体的にどう処理されているのですか?
A1:販売店に届いた押し紙は、一度も開かれないまま古紙回収業者に引き渡されます。業者からは1キロあたり数円から十数円程度の古紙代金が支払われますが、販売店が本社に支払った新聞代金(1部あたり数百〜数千円)とは桁違いの安値であり、販売店側には莫大な赤字だけが残ります。
Q2:新聞を購読している一般読者や広告主にはどんな実害がありますか?
A2:一般読者にとっては、健全な販売店が経営破綻することで配達網が途絶え、地域での新聞購読そのものが困難になるリスクがあります。また広告主にとっては、読者に届いていない「ゴミになる紙」に対して不当に高額な広告出稿料を支払わされていたことになり、明白な経済的損害・詐欺的被害にあたります。
Q3:法律違反であるにもかかわらず、なぜ警察や公取委は強制捜査を行わないのですか?
A3:新聞本社と販売店の契約は一見「合意による注文」の形式をとっており、民事上の契約トラブルとみなされやすい構造にあります。また、新聞社が「言論の自由・権力の監視役」という社会的立場を持っていることから、国家権力の介入に対する慎重論が根強く、公取委による積極的な一斉摘発が遅れてきた背景があります。