「遥拝」の読み方は「ようはい」。「遥(はる)かに拝む」という文字通り、遠く離れた場所から特定の神社、寺院、霊山、あるいは皇居などに向かって敬礼・祈願を行う作法を指す。
現地に直接足を運んで鳥居や山門をくぐる「参拝」と、距離を隔てた場所から祈りを捧げる「遥拝」には、物理的な移動の有無という明確な違いがある。しかし、神仏に対する敬意の重さに優劣は存在しない。神道や仏教の教理では、神仏の御霊(みたま)や慈悲は特定の場所に縛られず偏在すると捉えられている。したがって、誠心誠意の祈りであれば、遥拝のご利益と効果は現地参拝と遜色ない尊い功徳をもたらすと広く信じられている。