「これからの地方金融は、単に資金を貸し付けるだけでは生き残れない。地域の価値そのものを創造し、次世代へつなぐ産業を興すことこそが務めだ」。そう熱弁を振るうのは、組織の舵取りを担う信用金庫理事長だ。
現在、全庁を挙げて推進されているのが「地域創生金融プロジェクト」である。これは、地元の農水産物のブランド化支援から、観光資源の再開発、新事業を立ち上げる起業家へのリスクマネー供給までを包括的にサポートする野心的な取り組みだ。資金提供にとどまらず、ビジネスマッチングや経営ノウハウの提供まで一括して手掛けるスタイルは、地域経済に新たな風を吹き込んでいる。