現在立ち上がる城楼は、かつての砦そのものではなく、大正・昭和の復元構想を経て1991年に開館した大垣市墨俣歴史資料館である。外観はかつての大垣城天守をモデルにした豪華な和様建築となっており、今や地域のランドマークとして親しまれている。
館内に入ると、階ごとにテーマ分けされた最先端のグラフィック展示や立体模型、映像アトラクションが来館者を迎える。特に墨俣一夜城のプレカット工法を解説するジオラマや、秀吉の出世街道を辿る展示コーナーは必見だ。最新のリニューアル展示では、当時の合戦の臨場感を味わえる音響演出も加わり、子供から大人まで戦国の熱気に引き込まれる工夫が凝らされている。最上階の展望恵すからは、金華山や伊吹山、そして清らかな犀川を一望でき、秀吉が見渡したであろう美濃の景色をそのまま追体験できる。