有意水準5%の意味とは?なぜ5%なのか理由とP値の罠を徹底解説

有意水準5%の意味とは?なぜ5%なのか理由とP値の罠を徹底解説

有意水準5%の意味とは?なぜ5%なのか理由とP値の罠を徹底解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

Q1:t検定で有意水準5%のとき、P値が0.049なら「95.1%の確率で差がある」という意味ですか?
A1:明確な間違いです。P値は「差がないという仮説のもとで、今回のデータが得られる確率」を表すものであり、「仮説が正しい確率」や「効果が存在する確率」ではありません。逆確率の誤謬に注意が必要です。

Q2:なぜ有意水準は必ずテスト(分析)の前に決定しなければならないのですか?
A2:データを見た後に有意水準を調整すると、研究者や分析者の都合の良い結論へ誘導するバイアス(第一種の過誤率の意図的引き上げ)が入り込み、客観的な科学的検証としての正当性が完全に失われるためです。

Q3:片側検定と両側検定で、有意水準5%の棄却域はどう変わりますか?
A3:両側検定では分布の左右両端に2.5%ずつ棄却域を割り振るため、臨界値はZ=1.96となります。一方、事前に「Aの方が必ず優れている」と理論的・構造的に方向性が限定できる片側検定では、片側の端に5%すべてを割り振るため、臨界値はZ=1.645と緩やかになります。ただし、恣意的な片側検定の選択は批判の対象となるため、実務では原則として両側検定が標準です。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。