仙台市立七北田中学校の歴史を語る上で、荒川静香の存在は欠かせない。彼女がトリノ五輪で頂点に立った際、当時まだ小学生だった羽生結弦はその姿に強い衝動を受けた。先輩が歩んだ道を追いかけるように七北田中学校へ進学したことは、単なる偶然以上の運命的な意味を持つ。
日本スケート連盟も注目するこの「仙台の系譜」は、地域の後輩たちに計り知れない希望を与え続けている。偉大な先輩が身近な存在として存在し、同じ校舎で学び、同じ風を感じていたという事実は、若きスケーターにとって「世界は遠い夢ではない」という強い確信へと変わる。氷上の美学と情熱は、校舎の廊下を越えて静かに受け継がれていたのだ。