2005年、AKB48の1期生として加入した前田敦子は、秋元康氏からその類いまれな「主人公感」を見出され、グループの顔として数々のメガヒット曲でセンターを務めました。『ヘビーローテーション』や『フライングゲット』など、日本の音楽シーンを塗り替えた楽曲群の中心には常に彼女の姿がありました。歴代センターが多数誕生した中でも、「AKB48の不動のセンター」「絶対的エース」という称号がこれほど似合う存在はいません。
とりわけ日本中を熱狂させたのが、社会現象となった「AKB48選抜総選挙」です。2011年の第3回選抜総選挙で首位を奪還した際のスピーチで放たれた「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」という言葉は、今なお語り継がれるアイドル史屈指の名言となりました。重圧と孤独を一身に背負いながらもグループへの愛を叫んだ彼女の気迫は、ファンの枠を超えて日本中に鮮烈なインパクトを残しました。