博多ラーメンといえば、白濁した豚骨スープに極細ストレート麺を合わせたあっさりめの長浜系をイメージする方が多いかもしれません。しかし、博多区下呉服町に店を構える「博多元気一杯!!」が提供する一杯は、その概念を根底から覆す異次元の濃厚さを誇ります。
創業当初は、店主の並々ならぬこだわりから「携帯電話の使用禁止」「写真撮影禁止」「子連れ入店不可」、さらには「スープを飲む前に名物の辛子高菜を食べたら即退場」という徹底したルールが存在しました。これは決して客を拒むためではなく、「何日もかけて炊き上げた繊細で濃厚なスープの真価を、舌が麻痺していない状態で最初に味わってほしい」という職人魂の表れでした。
現在ではルールが大幅に緩和され、店内での撮影も解禁され、温かい接客で多くのファンを迎えています。その看板メニューであるスープは「まるでカプチーノ」「飲むポタージュ」と評されるほどクリーミーで、豚骨特有の臭みを極限まで抑えながらも、圧倒的な旨味と骨の髄のコクを抽出した唯一無二の味わいです。